老眼が始まったかも…?と思われた方は、老眼鏡の前に遠近両用コンタクトレンズを試してみてください。遠近両用コンタクトレンズは通常の近視用・遠視用コンタクトレンズに比べて、近くと遠くの両方を見るのに適したレンズ設計になっています。
しかし近視用コンタクトレンズに比べて、値段が約1.5倍高いので、少しでも安くしたい方は1dayタイプではなく、2Weekコンタクトレンズを選択されることをおすすめします。
- おすすめの遠近両用2Weekコンタクトレンズはどれか?
- 各製品の値段と性能の分布を解説
- 1dayと2Weekの年間コスト比較
2Week遠近両用コンタクトレンズ全3製品一覧
現在、国内で販売されている遠近両用2Weekコンタクトレンズは、各メーカーサイトを調べたところ、3製品しかありませんでした。今後の開発に期待しましょう。
No | 1 | 2 | 3 |
製品名 | エア オプティクスプラス ハイドラグライド マルチフォーカル |
バイオフィニティ マルチフォーカル |
2weekPure マルチステージ |
酸素透過係数 | 112 | 128 | 30 |
含水率 | 33 | 48 | 58 |
ベースカーブ | 8.6 | 8.6 | 8.6 |
中心厚 | 0.08 | 0.1 | 0.09 |
UV | なし | なし | あり |
発売日 | 2019年11月 | 2014年7月 | 2016年12月 |
平均価格帯 | ¥3,827 | ¥4,868 | ¥2,310 |
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2Week遠近両用コンタクトの値段とスペック分布図
上図は右上に行くにつれて、より安いより酸素を通しやすくなります。この3製品の中では比較的新しく発売された「エアオプティクスプラスハイドラグライドマルチフォーカル」がコスパのバランスが良いので最もおすすめです。
2Week遠近両用コンタクト総合おすすめ製品
1位 エアオプティクスプラスハイドラグライドマルチフォーカル
2位 バイオフィニティマルチフォーカル
3位 2weekPureマルチステージ
1位
エア オプティクス プラス ハイドラグライド マルチフォーカル
2週間で最もおすすめなのは、「エア オプティクス プラス ハイドラグライド マルチフォーカル」です。2019年11月に発売されて比較的新しい製品です。空気を通す量が高く、涙を吸い取る含水率も低めなので、長時間装用でも乾きにくい、疲れにくいです。※個人差があります。
- 製品名:エア オプティクス プラス ハイドラグライド マルチフォーカル
- グループ:Ⅰ
- 装用期間:2週間使い捨て
- レンズタイプ:遠近両用
- 酸素透過係数:112[2位/3製品中]
- 含水率:33%
- ベースカーブ:8.6mm
- レンズ直径:14.2mm
- 中心厚:0.08mm
- UVカット【A】:なし
- UVカット【B】:なし
- 平均価格:4,868円/1箱(30枚)
- 販売元:日本アルコン(株)
- 製造元:Alcon Laboratories Inc.米国
- 日本発売開始:2019年11月~
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2位
バイオフィニティ マルチフォーカル
遠近両用コンタクトレンズの2週間用で最も性能が良いのは、クーパービジョン社の「バイオフィニティ マルチフォーカル」です。2014年に発売された比較的古い製品ですが、酸素を通す量は2週間レンズ3種類の中で最も性能数値が高いです。値段も一番高いです。
- 製品名:バイオフィニティ マルチフォーカル
- グループ:Ⅰ
- 装用期間:2週間使い捨て
- レンズタイプ:遠近両用
- 酸素透過係数:128[1位/3製品中]
- 含水率:48%
- ベースカーブ:8.6mm
- レンズ直径:14.0mm
- 中心厚:0.10mm
- UVカット【A】:なし
- UVカット【B】:なし
- 平均価格:4,868円/1箱(30枚)
- 販売元:クーパービジョン・ジャパン(株)
- 製造元:CooperVision, Inc 米国
- 日本発売開始:2014年7月~
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3位
2weekPureマルチステージ
最も安いレンズをお探しならこの「2weekPureマルチステージ」が3製品の中では圧倒的に安いです。性能も極端に悪いわけではないので、コストを気にする方はまずはこの製品から試してみるとよいと思います。
- 製品名:2weekPureマルチステージ
- グループ:IV
- 装用期間:2週間使い捨て
- レンズタイプ:遠近両用
- 酸素透過係数:30[3位/3製品中]
- 含水率:58%
- ベースカーブ:8.6mm
- レンズ直径:14.2mm
- 中心厚:0.09mm
- UVカット【A】:45%
- UVカット【B】:60%
- 平均価格:2,310円/1箱(30枚)
- 製造販売元:(株)シード
- 日本発売開始:2016年12月~
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2Week遠近両用コンタクトの製品別年間費用算出
製品名(2Week) | 1箱値段 | 年間費用 |
2weekPureマルチステージ | 2,310円 | 36,966円 |
エアオプティクスプラスハイドラグライドマルチフォーカル | 3,827円 | 61,235円 |
バイオフィニティマルチフォーカル | 4,868円 | 77,895円 |
参考:1day遠近両用コンタクトレンズの年間費用
下表は「1day」遠近両用コンタクトレンズの各製品年間費用です。やはり2Weekの方が圧倒的にコストを抑えられることがわかります。
製品名(1day) | 1箱値段 | 年間費用 |
デイリーズアクアコンフォートプラスマルチフォーカル | 3,090円 | 74,171円 |
バイオトゥルーワンデー遠近両用 | 3,343円 | 80,235円 |
ワンデーピュアマルチステージ | 3,399円 | 81,585円 |
プロクリアワンデーマルチフォーカル | 3,516円 | 84,376円 |
ワンデーアキュビューモイスト マルチフォーカル | 3,857円 | 92,577円 |
デイリーズトータルワン遠近両用 | 4,667円 | 112,016円 |
2Week遠近両用コンタクトおすすめ製品のよくある質問
- 遠近両用コンタクトで乱視用のものはあるの?
- 現在は、まだ遠近両用で乱視用のコンタクトレンズは開発・販売されていません。近い将来出来る事を願いましょう。それまでは乱視用コンタクトレンズの度数(PWR)を少し落として近くのものも少し見えやすくするようにいするとよいでしょう。
- 実際に付けると見え方が劇的に大きく変わるの?
- 個人差がありますが、遠近両用コンタクトレンズを付けると、近くのものにピントを合わせる目の負担がやや軽減します。しかし、装用した直後から明確に違いがわかるようなことは少ないので、過度な期待はしない方がよいでしょう。
- 遠近両用コンタクトを購入する時は何か特別な検査数値がいるの?
- 遠近両用コンタクトレンズは近視用コンタクトレンズと同じ度数(PWR)の数値で購入します。この度数に加えて「ADD(加入度数)」という数値が必要になります。これは近くを見るための度数調整を行うもので、+1.25/+2.00/+2.50という数値になります。メーカーによってはこの数値を入力する欄が、LOW/MED/HIGHの3種類になっている場合もあります。数値が多いほど近くを見るための度数調整が強くなります。初めて購入される方は+1.25からスタートされることをおすすめします。
- 1dayと2Weekで遠近両用コンタクトレンズの値段に差がある?
- 1dayコンタクトレンズの平均価格は、3,646円/箱となっています。2Weekの平均価格は、3,669円/箱です。これをそれぞれ年間コストに置き換えて計算すると、1day年間費用が87,504円/年で2Weekが31,798円/年となり、2Weekの方が年間で5.5万円以上も費用を安く抑えることができます。※当事務局集計結果
まとめ
2Week遠近両用コンタクトレンズは1dayよりも年間費用が圧倒的に安くなります。毎日のお手入れは面倒ですが、その分費用節約効果もあります。まだまだ各メーカーも製品を開発していくと思うので、今後の新発売製品に期待しましょう。